見ているだけでも楽しい!テーマパークを彩るオブジェの数々をご紹介

テーマパークを彩るオブジェの数々をご紹介
子どもだけでなく大人も楽しめるテーマパークは、いくつになっても夢を与えてくれる場所です。テーマパークには、心を引き付ける魅力的なオブジェがたくさんあるのは多くの人がご存じでしょう。ふと目にとまった美しい風景や古びた建物も、もしかしたら精巧な造形物かもしれません。

この記事では、テーマパークに設置されているオブジェには、どのような種類のものがあるのか、作られている素材についても解説します。

テーマパークにはどんなオブジェがあるの?

その場にいるだけで気持ちが高まるテーマパークには、さまざまなオブジェが存在します。普段あまり見ることのないオブジェを目にすることで、非日常的な感覚を得られ、来場者に高揚感を与えます。テーマパークのオブジェには、主にどのようなものがあるのかご紹介します。

キャラクターやマスコット

テーマパークの多くには、さまざまなキャラクターやマスコットがおり、来場する人たちを楽しませています。パークの入り口にオブジェがそびえ立っていたり、パーク内にシンボルとして配置されていたりすると、目にも楽しく、人々の記憶にも残るでしょう。効果的な配置、見せ方によって集客にも大きく貢献します。

擬岩・擬木

テーマパークで利用される擬岩や擬木は、主にセメントやモルタルを材料にしています。しかし、その精巧なつくりに、本物と見分けがつかない人も多いのではないでしょうか。そのリアルな造形は、あたかも本当にその世界にいるかのような感覚になり、非現実感も味わえるのです。

レプリカ

建造物や彫刻といった人工物だけでなく、テーマパークでは動物や植物に至るまで、さまざまなものの模倣物をレプリカと言います。高い技術力と豊富な知識があってこそ、実物と遜色なくつくられるレプリカは、訪れた人々の心にきっと残ることでしょう。

テーマパークのオブジェは何でつくられているの?

テーマパークに遊びに行った際、設置してあるオブジェが何でつくられているのかについて、考える人はあまりいないでしょう。しかし、それらの造形物には、さまざまな技術が使われており、職人による手作業も非常に多いのです。何気なく目にとまるオブジェも、作り手の視点で見てみるとより面白いかもしれません。

FRP造形

プラスチックにガラスやカーボンなどの繊維を配合したFRPは、繊維強化プラスチックと呼ばれ、自動車や船など、あらゆるものに採り入れられています。プラスチックのため、軽量かつ耐久性に優れているのが特徴で、コストを抑えられるというメリットもあります。

GRC造形

GRCは、ガラス繊維にセメントやモルタルを混ぜた複合材で、強度があり、耐火性に優れた特徴を持ちます。擬岩を製作するのに用いられることが多く、型取りすることで細かな表現ができ、一見すると自然の岩と区別がつかないほどリアルです。

モルタル造形

モルタルを塗り付け、あとから削っていくことで立体的な表現ができる技術です。レンガ、ブロックなどの再現や擬木にも使われるモルタル造形は、異世界のような建造物やお城の壁など、テーマパークのあらゆるオブジェに使用されています。

スチロール造形

発泡スチロールの塊を削りながら形を作っていくスチロール造形は、軽くて加工しやすい点がメリットでしょう。

発泡スチロールは耐水性に優れていることから、屋外に設置するオブジェにも需要があります。職人による巧みな技術による造形は、発泡スチロールとは思えないほどの繊細さで、塗装を施せば本物のような作品をつくり出すことが可能です。

テーマパークのオブジェをより魅力的にする塗装と加工技術「エイジング」

リアルさやかわいさ、美しさが求められるオブジェに必要なのは、造形だけにとどまりません。卓越した塗装技術や加工技術も非常に重要です。

なかでもエイジング加工やエイジング塗装と言われるものは、テーマパークのオブジェには欠かせない存在でしょう。エイジングは、長い時間が経過したようなアンティーク感や、ヴィンテージ感を演出する加工・塗装技術です。わざと塗装をはがしたり、汚れやさびを塗り加えたり、傷をつけたりといった経年劣化を表現することで味わい深く、よりリアルな造形物になります。

まとめ

テーマパークという空間にいるだけで心が躍るのは、アトラクションなどを体験するためでもありますが、普段目にすることのない美しい景色や異国のような建造物、非現実感を味わえるリアルな造形物が、来場者を楽しませていることも大きな理由の一つでしょう。魅力的なオブジェが、テーマパークを楽しむためには欠かせない存在となっているのです。

神奈川県厚木市にある「有限会社パウ」は立体造形の製作、施工を行う会社として、1985年に設立されました。これまでテーマパークはもちろん、美術館や博物館、テレビコマーシャルなどのオブジェ・モニュメント・ディスプレイを多数手がけてきました。FRPを用いた造形物を主にしており、職人の熟練した技術により繊細な表現が可能です。巨大なアトリエを所有しておりますので、大型の造形物も承っております。立体造形物の外注をお考えでしたら、ぜひ「有限会社パウ」にお任せください。