フィギュアの顔造形にはどういった粘土が必要?選ぶポイントもご紹介

フィギュアの顔造形にはどういった粘土が必要?選ぶポイントもご紹介
フィギュアを造形するにあたり、顔は角度により表情も変わるため重要なパーツです。顔造形といっても人や動物などの顔の種類もさまざまで、使う粘土の種類によってそれぞれポイントがあります。顔が思い通りに作れると、具体的なイメージ像ができあがるので、しっかりと時間をかけて作っていきましょう。今回は粘度を使ったフィギュアの顔造形について、詳しく解説します。

粘土を使うフィギュア顔造形にはどのようなものがある?

粘土を使うフィギュア顔造形には、大きく分けて3つあります。その3つとは「美少女顔」「子ども顔」「動物顔」です。こちらは型を購入して作れるので、チェックしてみましょう。

美少女顔

女性のフィギュアといえば、美しい表情が魅力的です。美少女顔はアニメや漫画のキャラクターや、着せ替え人形玩具のフィギュアに使われています。また美少女顔は粘土を入れるだけで、目元の場所まで綺麗に造形できる型もあります。

子ども顔

頬がぷっくりとした子どもらしい作りの子ども顔は、人形遊びが好きなお子さんに人気です。美少女顔に比べて顔が小さめで、子どもらしい表情が特徴的です。子ども顔の型は、首の部分がついている型もあり、造形するのに取り扱いがしやすいといえるでしょう。

動物顔

さまざまな動物が作れる動物顔は、顔だけ動物で体は人間など、作りたいイメージに合わせて造形ができます。いくつもの動物が同時に作成できる型を使うと、多くの動物が一度に作れます。ただ取り外す時に注意が必要です。

フィギュア顔造形に必要な粘土の種類

フィギュアの顔造形を作る際には、材料として粘土が必要です。粘土の種類によって仕上がりも変わっていきます。3種類の粘土を紹介しましょう。

紙粘土

紙粘土でフィギュア顔造形が可能なものの、割れやすいなどのデメリットもあることも注意してください。100円ショップでも手に入る紙粘土は、もっとも身近な粘土のひとつです。気軽にフィギュア造形を始められます。お子様が粘土遊びの一環として、フィギュア顔造形に取り組むのには適しているといえるでしょう。

紙粘土の原料は、細かく刻んだ紙を粘土状に加工したものです。軽くて扱いやすいのが特徴なものの、割れやすいデメリットがあります。

石粉粘土(ファンド)

石粉粘土(ファンド)は石を粉状に砕き、そこに薬品を混ぜ込んで粘土状にしたものです。

石粉粘土の中でも、ラドールは水にて濡らした指でこするだけで比較的滑らかになるので、作業しやすいものです。高級石粉粘土ニューファンドは、とにかく硬いのが特徴となります。落としても割れにくいので安心して作業できます。きれいな仕上がりを目指して、フィギュア顔造形を行いたい方に向いているといえるでしょう。インターネットのサイトや文具店で、気軽に購入できます。

樹脂粘土

おすすめの粘土のひとつとして、グレイスカルピーもあります。樹脂から作られる樹脂粘土は、固まっても弾力性があり、ひび割れができにくいことも特徴です。グレイスカルピーは熱を加えるまで、固まらない特殊な粘土となっています。納得がいく形になるまで作業ができる、おすすめの樹脂粘土です。

こだわりをもって、フィギュア顔造形に取り組みたい方に向いています。こちらもインターネットや文具店で購入可能です。

フィギュア顔造形に使う粘土を選ぶポイント

どういった顔造形を作りたいかによって、使う粘土を選びましょう。3種類の粘土の選ぶポイントを4つずつ紹介します。

紙粘土の場合

紙粘土の場合、種類や収縮率・着色の有無、STマークをポイントに選びましょう。収縮率の少ないものは、ひび割れが少なくきれいな仕上がりになります。

STマークは安全面に配慮しているという意味のマークです。お子様のためにフィギュア顔造形を行いたい方、安全に気を付けてフィギュア顔造形を行いたい方におすすめです。

  • 種類
  • 収縮率
  • 着色の有無
  • 子どもが作るならSTマーク付き

石粉粘土(ファンド)の場合

石粉粘土(ファンド)の場合は、種類や切削性や性質、強度を基準に選びます。切削性のあるものは切る・削るなどの加工がしやすく、強度のあるものは壊れにくいからです。

いずれもきれいな仕上げに影響するものです。きちんとしたフィギュア顔造形を行いたい方、こだわりをもってフィギュア顔造形に取り組みたい方は気を付けて、粘土をお選びください。

  • 種類
  • 切削性
  • 性質
  • 強度

樹脂粘土の場合

樹脂粘土ですと、種類や耐久性・量やカラーで選びます。扱いやすい軽量タイプがあり、耐久性があるものは、乾くと強度が増すので壊れにくいのです。

こちらもきれいで完璧な仕上げに影響します。こだわりをもってフィギュア顔造形に取り組みたい方は、とくに気を付けましょう。

  • 種類
  • 耐久性
  • カラー

まとめ

顔造形でフィギュアの印象が決まるので、納得のいく作品作りをするには粘土の選び方も重要です。粘土の選び方によってポイントが違うため、どういった顔を作りたいか明確にすることが大切です。

「有限会社パウ」では、粘土造形教室を運営しています。やり方を学ぶことで、自分が表現したいものを造形できるようになります。自由自在に作品を作って楽しみたい方は、ぜひとも有限会社パウまでお気軽にお問い合わせください。