立体造形はこんなところが魅力!立体造形とはなにか詳しく解説!

立体造形はこんなところが魅力!立体造形とはなにか詳しく解説!
美術館の入り口などで、本物さながらの人物のオブジェなどをご覧になったこともあるでしょう。立体造形とはオブジェや模型のことです。その素材はさまざまで、平面ではなく三次元的な視点でつくられる、立体的な制作物をいいます。ここでは立体造形のつくり手から見た、その魅力に迫っていきましょう。美術館やテーマパークを始め、企業アピールなどに活躍してくれる立体造形について解説します。

立体造形とは

金属やセラミック、石膏など素材はさまざまです。立体造形というのは、このようなさまざまな素材を使って、形を作り出す一種の芸術作品です。

使用する素材によって、つくり方もさまざまなのが、立体造形の面白い点といえるでしょう。またオブジェやジオラマなどといった鑑賞するための作品ばかりではなく、医療機関などでも立体造形の技術が活用されています。たとえば下記のようなものが、立体造形と呼ばれる作品です。

  • 彫刻オブジェ
  • モニュメント
  • ジオラマやフィギュア
  • 医療機関で使用する身体の模型
  • 次世代を担う精密化を考えたロボット など

つくり手から見る立体造形つくりの魅力

立体造形にあるのは、単なる鑑賞物としての役割だけではありません。施設のイメージアップや時には立体造形の技術を活用して、3次元的な視点から次世代を担う制作物がつくられます。そういった立体造形物のつくり手は、立体造形という「ものづくり」にこういった魅力を感じているのです。

思い描くものを現実できる!

熱中してつくった作品は、かならず見た人を感動させます。頭に思い描いたものを現実にできるのが、立体造形というものづくりをする最大の魅力だと、つくり手はいいます。平面作品は平たい枠の中で、思い描いたものを表現するものです。それに対してより感覚的に、迫力を付けて制作できることが、立体造形の魅力といいます。

立体造形では立体感覚と表現力を自由に使い、本物を見る目を養っていくことでそれが作品に繋がるのです。

すべては表現の原点であること!

立体造形はものを表現する原点だという点に、つくり手は魅力を感じています。一方から対象物を見るのではなく、そのものを立体的あるいは空間的に捉えて観察することで、面白い作品ができあがるのです。

対象物を観察して表現するという点は、デッサンや絵画と同じ。しかし立体造形は建物の設計のように、空間を演出する分野のスキルも必要とされる点が、平面に絵を描くこととは違う面白さがあります。

ものづくりのプロセスがわかる!

対象物を観察し対象物をつくっていく過程で、そのもの自体の構造のプロセスがわかる点は、立体造形のものづくりの楽しさでもあります。

立体造形では、医療現場で使用する関節の人体模型や、顎関節の模型などもつくるのです。つくりながら体の構造や骨の仕組みが頭に入るなどといった点は、立体造形の面白い点といえるでしょう。

たとえば動物のオブジェの作成にしても、立体的に作るにはその動物の特徴を立体的に見て捉え、表現できるのは立体造形の魅力です。

造形方法について

立体造形で物をつくるときの素材には、木材やプラスチィックなさまざまな材料があります。それらは素材に合った方法で、立体的に形がつくられていきます。ただその素材や方法にもメリットやデメリットがあるのです。ここではそういった点を解説します。

石膏

水を混ぜて固まる特徴をもつ素材です。絵画教室などでよく見かける、人物像などをつくります。柔らかさを調節できるため、固まる硬さを観察しながら自由な造形表現が可能です。さまざまな形に表現する時で便利に使え、造形速度の速い点は石膏素材のメリットです。デメリットは表面がざらざらした感じに仕上がり、耐久性に欠ける点となります。

粘土

素材に粘土を使っている立体造形物は、歴史が長く高い技術も必要とされる造形方法だといわれています。ほかの素材と違う大きな特徴は精密性です。

粘土を使った造形物は、細かい部分まで再現できます。デメリットは手間がかかることと、重さがある点です。そのためつくる造形物の大きさに限りがあります。

発泡スチロール

発泡スチロールは軽い素材なので、大きいものをつくれます。さらに柔らかい素材なので造形しやすく、制作時間をほかの素材よりも短縮させられるでしょう。この素材のデメリットは粘土などのように、細部の表現がしにくい点です。

樹脂

樹脂を素材に使う場合は、使う樹脂の種類にもよるものの、レーザーや紫外線を照射して硬くします。メリットは高精度に実現でき、表面が滑らかな点です。比較的耐久性も高い種類もあります。デメリットは直射日光に弱い種類が多いため、材料の保管が面倒であることやコストがかかる点です。

まとめ

立体造形は見ている側も、想像力を掻き立てられるものです。つくり手は対象物を観察し、思い描いたものを表現できることや、つくることでもののプロセスがわかることに大きな魅力を感じるといいます。素材によってもさまざまな形に表現されている立体造形を目にした時には、思いを馳せつつ立体的なその形を、じっくり鑑賞してみてください。

神奈川県厚木市の「有限会社パウ」の業務内容は、屋内・屋外に数多くの造形物の制作をすることです。その実績はテレビコマーシャルや、東京ビッグサイトの入口のからくり時計、人形制作など多岐にわたります。

また自社製品はもちろん社外製品も、各種造形物の補修・修理・メンテナンスも行っております。30年以上携わってきた経験と技術で、幅広いご要望に対応可能です。立体造形・人形制作・記念碑の作成など、造形物についてのご要望・ご相談の際は、ぜひともお気軽にお問い合わせください。